憲法カフェ
二宮町で開かれた憲法カフェに参加しました。講師は元国立市長・現在は脱原発首長会議の事務局上原公子さん。タイトルは「今こそ知りたい憲法のはなし」。その1.民主主義とは何か。ふくしまの原発事故の後、ドイツでは緑の党が躍進し、原発を推進しようと思っていたメルケル首相は「ふくしまの事故が政治を変えたと」脱原発を宣言。台湾の選挙では脱原発候補が選ばれた。しかし事故の後の選挙でなぜ日本国民は安倍さんを選んだのか。民主政治は国民の福利を保証することを眼目とするものであるが、国民の幸福や利益は労せずして国民に与えられるべきものではなく、国民自らの努力によって築きあげられてゆくものでなければならない。民主主義の重んずるのは自立の精神であり、自助の態度である。すべての国民は自らの力によって立ち、自らの手で幸福を追求する権利を有する。民主主義の保証するものはこのような権利であり、自由である。現在のあまりにもお粗末な政治。しかしそれは主権者が憲法をおろそかにしていた結果に過ぎない。などなど・・・明快なお話でアッと今の1時間でした。今回は憲法の話でしたが、脱原発はもちろん、市長時代のマンション景観訴訟や平成16年に成立した国民保護法に基づく国民保護計画をつくらなかったことなど関心あることがいっぱいです。
