みやま市のエネルギー政策

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3年前に視察した福岡県みやま市の「再生可能エネルギーによるまちづくり」改めて紹介します。左端は仕掛け人の磯部達氏。その後大磯町にお呼びして話していただきました。
自然エネルギーを国の総合戦略に位置付けて、今暮らしている人へのサービスを充実させた先進的な取り組みは各地で高く評価されました。
2016年8月22日、再生可能エネルギーの地産地消で注目を浴びている九州福岡のみやま市へ視察に行きました。環境政策にいち早く取り組んだみやま市は、市が中心となって太陽光発電所を建設するほか各住宅へ太陽光発電設置を進めてきました。補助金は1kw当たり3万円、最大12万円。その結果全国トップ並みの普及率となりました。国が進める総合戦略にエネルギー戦略を位置づけ、みやまスマートエネルギー株式会社を設立。市民が取り付けたパネルで発電した電気を九州電力より1円高く買い上げ昼間の電気を調達、夜間の電気は九州電力から調達することで、住宅や小規模施設へ配電。さらに、「みやまスマートエネギー会社」から電気を購入する市民にはタブレットを支給、見守りサービスやバーチャル商店街で買い物サービスが受けられるなど、経済循環ビジネスモデルを作り上げました。民間の智恵を活かした新しい発想の事業展開です。自治体も経営感覚で市民サービスの向上を目指す新しい取り組でした。