9月定例会
9月1日からH28年第3回定例会が始まりました。27年度決算、補正予算が主な議案です。補正予算の主なものは、「6月定例会で補正予算に計上した「地方創生加速化交付金」約4千万円が国からは約1千万円しか認められなかったために、3千万円ほどを減額する」「駅前東駐輪場の解体費用約4千万円を増額する」の2点でした。加速化交付金は旧吉田茂邸の復元工事に伴う、備品の調達や園内案内用のジャンパー購入などに充てるはずでした。「国と相談したので交付されると思って計上したが駄目だった。理由は何かわからない」との答弁ですが、なぜ認められなかったかを検証すべきだと思いました。吉田邸のオープンセレモニーの経費も計上されましたが、セレモニーは当初予算で出すべきものだと思います。自治体の予算は総計予算主義の原則があり、実施が見込まれる事業は当初予算に入れる原則です。「後から補正で出せばよい」はよほどのことがない限り通用しません。
さらに駅前駐輪場の解体工事費については、以前町が出した工事費は平米2万円と比較すると、
今回は平米4万円。道路が狭いので、危険がないように工事をするため、通常より高くなる、との説明でしたが、4万円が妥当なのか、他に見積もりはとらなかったのか、あまりに高すぎます。さらになぜいま急いで解体する必要があるでしょうか、駅前再整備の計画もあるようです。町民にきちんと説明すべき、と判断して反対しました。27年度決算は特別委員会で審査します。

復元された吉田邸(7月13日撮影)