なぜイノシシが出るの?講習会
イノシシ対策はなぜ効果が出ないのか。長い間テーマになっていますが、なかなか進みません。大磯だけでなく、平塚からも被害の声が聞こえてきます。10月30日西小磯農業センターで井上雅央(まさてる)氏の講習会に参加しました。まず言われたことは、今までの考え方を捨てて「頭を切り替える」でした。それは、捕獲を止める。えさ場をつくらない。隠れ場をつくらない。電柵の間違った設置法。
えさ場をつくらない、とは、10月過ぎて草刈りをすると、イノシシが好きな、ハコベやつくし、雑草が出てくるので、冬のえさ場いなる。草を刈ってはだめ。隠れ場をつくらない、とは、畑の周囲の樹の下枝を切って、見通しを良くすること。電気柵は冬でも電気を通して多く、電気柵の内側1mには作物を植えない。などです。電気柵の電線はゆったり張る、ピンと張る下をくぐって入ってしまう。実際にイノシシが列をネットをくぐっている映像を見ました。そのほか正しいネットの張り方などを教えてもらいました。柵を作っても効果がなくても、それを取らないで、ネットや、とたんなど2重3重に作る。

座学の後は畑にでて現地で話を聞きました。
竹藪の周囲の一番外側の竹は下まで枝が出ているので、周囲の竹だけを伐採するすれば見通しがよくなる。さらに手前の樹を切れば、隠れ場所が無くなる。まずは隠れ場を取り除くことから始める。
無理せず少しづつ、やれることからやればよい。今は柿が食べころ。採らないで落ちた柿