2017年3月定例会 予算反対・意見書を提出
2017年第1回定例会は2017年度の予算案の他、職員の定数条例の改正、新規に「歯と口腔の健康の推進条例」の提案、教育長の任命、教育委員会委員の選任などを審議しました。
2017年の予算の主なものは、子育て支援として、東部子育てセンターの設置に向けた測量委託。観光推進のため、港に賑わい施設をつくる、港オアシス事業費、それに伴って、駅周辺にも賑わい施設をつくるために測量委託。町道17号線の整備やマリア道(国府本郷西小磯1号線)の整備、西久保地区(西部丘陵地域)のトイレを備えた休憩施設の整備などがありました。東部子育て支援センターの設置は評価するものの、港と駅前に賑わい施設をつくることにはまったく賛成できません。駅前は既に旧駐輪場が取り壊され空き地になっていますが、町ではそこに民間のレストランや交番、観光案内所を併設した賑わい施設をつくり、駅前広場を広げる考えのようです。新駐輪場をつくっ時に、駅前全体の構想から町民参加で進めるべきでした。
2017年予算は前年度の当初に比較すればマイナス予算ですが、町債の減はリサイクルセンターの整備にかかる2億6000万円が減っただけです。財政調整基金の取り崩しなどは増えています。
今後港や駅前のにぎわい施設建設にかかる経費の財源は何処から来るのでしょうか。法人町民税や地方消費税は減っています。今後予想される公共施設の再配置に向けて、基金の整理や安定的な財源確保の道筋を示すべきだと考えます。観光に力を入れすぎて、あれもこれも、とどんどん事業が膨らんでいくことには賛成できません。
駅周辺は町民にとっても大事な場所ですが、来年度には整備計画を立てるとの答弁がありました。町民の意見は聞かずに、議会へ報告するそうです。「まちづくりの主役は町民」の認識に欠けています。
最終日に意見書を提案し、賛成多数で採択されました。
帰還困難地域か以外に住んでいる避難者に対しての、①住宅無償提供を続けること。②子ども被災者支援法による制度作りをすること。の2点を関係各大臣と各省庁に向けて提出する内容です。
方針を示さない、町民の参加もしないで整備計画が進む大磯駅前