大磯町自治基本条例が泣いている
今町が進めている大磯駅前の整備内容について、町は説明をしていません。
先般行った議会報告会に参加した方からの意見で一番多かったのは、駅前の整備の事でした。「一体どうなっているのか」「駅前の通行が変わってしまうのか」「2つの整備案がでているようだがどうやって決めるのか」「このまま決めてしまうのか」などなど・・・・
一方で「町民立環境ネットワーク☆大磯」の団体から町長あてに、駅前整備の進め方は自治基本条例第8条で規定している町民参加に則っていないのではないか。事業の概要や費用などについて広報で町民に知らせてほしい。またみんなで意見を出し合う場を作ってほしい。との要望書が提出されました。しかし町の回答は事業の概要はホームページに掲載している。質問があれば個別に受け付ける。とそっけないものでした。
6月議会の一般質問でこの件を取り上げました。以下質問答弁の概要です。
大磯町の町民参加がなかなか進まない原因がやっとわかりました。これではせっかく作った自治基本条例が泣いています。
渡辺:駅前広場の整備計画は最終案を決める前に町民の意見を吸い上げるのが適切ではないか。
部長: 一案に決めてからと考えている。
渡辺: シンポジウムや説明会など町民が意見を表明し、提案できる開かれた場を作ってほしい、との要望書が町民団体から町長あてに出ている。議会報告会でも駅前はどうなっているのか、との意見が多かった。駅前計画の財源確保、最終的な費用も議会へ示してない。
自治基本条例8条は「町はまちづくりにおいて政策形成に関する事項の過程や活動内容及び結果を町民にわかりやすく説明する責任がある。説明責任は町民が町政に関する情報を知り、意見を表明し、提案する権利を保障するとともに町民が町づくりに参画する権利を行使する上での前提条件となる」と書いてある。町民へ説明すべきではないか。
副町長 :それは議員特有の考えで、私から言わせると昔の考えに固執している。地方自治法では町民の代表は議会である。自治基本条例の条文は現場に合わせて運用する。