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飯館村に行きました

2018年10月18・19日飯館村に行きました。かーちゃんの力・飯館応援隊が企画した「飯館のかーちゃんに会いに行こうⅢ」への参加です。今回で3回目ですが、私は1回目と今回の参加です。1回目は平塚でチャーターしたバスでは飯館村に入ることができず、福島市内で飯館の方が用意してくれたバスに乗り換えました。今回は平塚市からチャターしたバスで行くことができました。帰村してから1年余り村の様子を村のかーちゃんたちと村の放射能汚染を調査している、伊藤延由さんから話していただきました。

 伊藤延由さんは高木仁三郎基金からの補助金で、飯館村の土壌や植物、農産物、樹木など身の回りの物の放射能汚染の実態調査をしています。除染後の畑の土壌汚染はすでに8年間に年間3・4回行っても均一化できず、2,800~4,050Bq/kg の状態が続いているそうです。

畑以外の除染済の場所では8カ所中7カ所が9,800から28,000Bq/kg, 空間線量は1,20から1,58μ㏜/hで「除染効果と呼べるレベルに程遠い」とのことでした。国が飯館村の除染につぎ込んだ費用は3,100億円でその他の費用は2兆円をこえるそうです。それくらいなら被害者に1億円支払った方が良いのでは?との疑問がわきます。空間線量が1,20 を超えることろはいっぱいあるそうです。私の線量計も宿泊施設の付近の森の中や泥縄地区付近では真っ赤になって警告サインがでました。お米などの放射能が検出されない農作物も多く、そのほかものの数値は徐々に低下しているそうです。

高橋トク子さんは仮設住宅の生活があまりにひどく体が耐えられなくなったため副島市内に家を建てました。「一時期家族はバラバラになってしまった。お金は働けばどうにかなる、お金は要らない、昔の生活を返してほしい、話せば涙が出るので本当は話したくなかったけど」と言って涙をぬぐっていました。

国は帰村のための費用はなんでも出す。しかし箱物だけ。幼稚園も保育園もきれいにして、幼・小・中・の費用や学童保育など子育てにかかる費用はすべて無償になっているそうです。

現在帰還者791名・280世帯。避難者は33,336人。70%の人が帰っていません。

わたしたちは福島も飯館も原発事故も決して忘れてはならないと強く思います。福島で作らていた電気を使っていた身として。

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