2019年度予算 修正した理由
次年度予算案を4日間にわたり審議した最終日の3月7日、私は大磯駅周辺整備事業費546万円を削減した修正案を提出しました。修正案は賛成5名・反対2名で可決しましたが、最終的には18日の3月議会最終日に議員全員で行う採決によってきまります。
明治記念大磯邸園整備では古河電工所有の緑地部分の取得費13億1500万円、大磯港につくる交流施設の建設費3億4700万円などで2019年度一般会計予算は総額過去最大108億円を超えました。
国や県からの6億9000万円の支出金はあるものの、これらの事業のために借りる町債は8億6000万円の増となりました。
大磯邸園部分の固定資産税4000万円が今後は入らなくなり、買い上げた緑地の整備費用の概算すら示されませんでした。
このような大きな事業が同時進行していく中で、当初予算には上がってこなかった中学校給食に着手することが決まり、今後最低でも5億円が見込まれています。また二宮町では20数億円を見込んでいるほどの大規模な庁舎建設が時期こそ決まっていませんが大磯町でも実施が決定しています。
一方で大磯駅周辺整備事業は町民から説明会や意見交換をしてほしいとの要望を無視して、説明不足のまま進んでいます。2019年度は546万円でも20年度には4200万円の実施計画、そしてさらには4億円の整備費が見込まれている事業です。
今やるべき事業ではありません。そう判断しての修正案でした。
予算審議の中で準備不足などを指摘された数々の事業がありました。しかしそれを理由に否決するのではなく、不用な事業を削減して賛成の道を選んだ今回の選択が、今後の議会の発展の一歩になることを期待しています。