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2019年3月議会一般質問その③

海洋汚染プラスチックごみ 私たちの責任は

 近年、マイクロプラスチックが引き起こす海洋汚染が深刻化しています。日本はプラスチック生産量で世界第3位、国民一人当たりの排出量は世界第2位。発生抑制に責任を持たなければならない立場であると考えます。また昨年、中国が資源ごみの輸入を禁止したため国内産業に大きな影響が出ており、プラスチック処理費の高騰が予想されます。大磯町の現状と、処理に対する考え方を聞きました。

渡辺:町におけるプラスチック類の排出量の推移とその運搬、処理料の推移はどうか。

町長:平成25年度の414tから平成26年度は一旦480トン近く増加しているが、29年度は445トンとやや減少している。運搬費の推移は容器包装プラスチックに可燃ごみを含めて、平成25年度は1億800万円だった。26年度からごみ処理広域化によって平塚市に搬入しており車両の移動距離が増えたため増加したが、27年度以降はほぼ横ばいである。処理費用は25年度950万円、29年度は1000万円である。

渡辺:中国の輸入禁止によって今後どのような影響が考えられるか。

部長:これまで120万トンほど輸出していたが、平成30年度はⅠ0万トンまで削減される。今後処理費用の増大が考えられる。

渡辺:現在、廃棄物処理事業者の間では、人手の確保のため人件費が上がっており、運搬料の消費税10%などが重なって経費の高騰は必然となっている。私は、自分たちがプラスチックを安易にたくさん使っていながら、処理経費を安く抑えろ、というのは無責任であると考えている。大磯町でのごみ処理の今後を考えたとき、環境に対するしっかりとした理念をもち、法に従って適正な処理をする質の良い事業者を選び、町内でしっかりごみ処理のサイクルを回していくことが非常に大事ではないか。そのためには事業者が町内で安定して仕事ができるような環境への配慮も必要だと考えるがどうか。

部長:処理業者には今後20年間の契約でリサイクルセンターの運営をお願いしている。町も協力してリサイクルを推進していく。

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