議会ノート 新庁舎の建替え その①
- watanabejunkooiso
- 2020年9月20日
- 読了時間: 3分
いつの間にかすっかり秋になりました。お変わりありませんか。今回は大磯町の本庁舎の建替えについてその①これまでの経緯についてお知らせします。新庁舎建設は大事な事業となるので議会でも「新庁舎建設等特別委員会」を設置し調査検討して行きます。
お隣の二宮町をはじめ多くの自治体で取り組んでいる庁舎の建替え、大磯町では令和2年基本構想策定委員会が設置され7月31日第1回検討会が開かれました。第2回は9月25日午後1時半から保健センターで開かれます。
最終的には令和7年度の共用開始を目指しています。
なぜ今多くの自治体で庁舎の建替えが進んでいるのか、それは2012年(平成24年)12月に起きた、笹子トンネルの天井崩落事故で多くの方が犠牲になったことで、総務省が全国の自治体に公共施設の管理計画の策定を義務付けたためです。崩落事故はなぜ起きたか、現在の公共施設の多くは高度成長期時代につくられましたが建設後のメンテナンスが充分ではなく、笹子トンネルも同様だったことが原因でした。公園、道路、橋梁、下水道などすべてのインフラの管理計画で、将来の人口減少、中長期的な財政状況などをふまえてのものです。
大磯町の取組
大磯町では2013年(平成25年)庁舎や学校などすべての公共施設の将来負担コストを積算しました。
2014年(平成26年)すべての施設を4つの種類別基準によって①廃止②民間委託③町民移管④学校統廃合(小中一貫化など)⑤類似機能共有化⑥広域化⑦多機能化に分類し、利用状況や維持管理運営コスト、今後40年間で見込まれる大規模改修・建替えの推計額を計算しました。
2016年(平成28年)大磯町公共施設再編のため、1.床面積の縮減、2.計画保全による長寿命化、3.持続可能な施設運営、4.施設更新、5.残すべき機能の5つの基本方針を決定しました。
2017年(平成29年)方針に基づき大磯町公共施設等総合管理計画を策定。2018年(平成30年)に大磯町公共施設等第1期個別施設計画(第1期・第2期)で、各施設の10年ごとの計画を策定しました。その中で本庁舎は2026年までに保健センターとの複合化が示されました。
他の施設はそれぞれの担当部署での計画策定を行うことになっています。例えば学校や幼稚園は2026年までは長寿命化や大規模改修、その後建替えの計画が先般開催の中学校給食の準備会でしめされました。
基本構想策定スケジュール
第2回検討会⇒ 10月新庁舎整備基本構想策定業務委託(公募型プロポーザル)の公告、⇒11月末策定業務委託の契約⇒約2か月 職員アンケートや町民意見聴取、意見交換、途中報告。⇒その間第3・4・5委員会開催⇒令和3年1月基本構想案策定 パブリックコメント、令和3年3月基本構想の策定。
その後基本設計、実施設計、令和7年供用開始を目指す。
計画の詳細についてはその②でお伝えします。
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